着色料

低たんぱく質のキャットフード

大事な猫ちゃんに与えるキャットフードを選ぶ時には、合成着色料などの化学物質には十分な注意が必要です。
すぐに健康に影響はないとしても、毎日蓄積されればガンをはじめいろいろな病気になる可能性が高まります。
安全性の高い餌を与えることは大切ですが、ここでは低たんぱく質のキャットフードは猫にとっていいのかを探っていきます。

人間にとってたんぱく質は生きていくためには欠かせない栄養素で、健康を維持するには良質なたんぱく質を意識的に摂取することが推奨されています。
昔は猫にも人間と同じ餌を与えていて、特に猫は魚が好きなイメージがありますが、実は猫はもともと肉食で、魚を好きな猫もいれば、ビーフやチキンを好む猫もいます。
いずれも良質なたんぱく質を摂取できる食材で、猫にも人間にもおすすめです。

大事な猫ちゃんにはライフステージによって与える餌を変えている飼い主さんも多いことだと思いますが、子猫の場合は成猫よりも高たんぱく、高カロリーの餌が必要となります。
これに対して高齢の猫には、人間と同じように内臓の機能がどんどん衰えてくるため、消化吸収が良くて高たんぱくで低カロリーの食事が適しています。

このようにいずれの場合も猫には高たんぱく質の食事を与えることが推奨されていて、腸が短い猫は炭水化物の消化が苦手なことが分かっているため、高たんぱく、低炭水化物・低脂肪のキャットフードがおすすめです。

ただし腎臓に病気を抱える猫には、高たんぱく質の食事は禁物です。
人間も腎臓を患っている人には高たんぱくな食事を摂ることは禁止されることが多く、それを続けると最悪腎不全となり透析をしなければいけなくなります。
しかし低たんぱく食を続けることで、透析を免れることもできます。
腎臓疾患の種類や程度にもよりますが、猫の場合も高たんぱく食が制限されることもあり、この場合は低たんぱく食を与えるようにしなければいけません。

このように基本的には猫には高たんぱく質のキャットフードを与えなければいけませんが、腎臓などの病気を患っている場合は、低たんぱく食を余儀なくされるケースもあります。